ストレスをテーマにお伝えしている最終回です。

＜第1回＞　そもそもストレスとは
＜第2回＞　本当にストレスをなくすと良いのか？
＜第3回＞　ストレス一日完結型のすすめ

③ストレス一日完結型のすすめ

ストレス自体は悪いものではないということをお伝えしましたが、自分のストレスを知り正しく対応できれば良い作用をもたらします。
寝る前に次のような質問をご自身に投げかけてみてください。
「今日はどんなよくないことがあったかな？」
「今日はどんないいことがあったかな？」

よくない出来事も、「よくなかった」という気持ちをいつまでも引きずるのでは、悪影響を与えます。
失敗や悲しいできごとも、しっかり受け止めて考えます。
そして、「明日からは気を付けよう」「同じ失敗を繰り返さないぞ」「今晩だけ落ち込んで、明日からは気持ちを切り替えよう」
と考えることで前向きに捉えることができます。

また「特に何もなかった」という場合は「いいこと」に焦点を当ててみてください。
＜焦点を当てる＞には関心・注意を集めるという意味があります。
毎日、素敵なイベントがあるわけではありません。
素晴らしい出会いがしょっちゅう訪れるということもないでしょう。
これが現実です。
「毎日が、同じことの繰り返しでつまんないなぁ」
「何かいいことないかなぁ」
「今日も平凡だった」
ついつい、このように考えがちではないでしょうか？

けれども、よく考えてみてください。
毎日が全く同じ、ということは決してありません
毎日天候も変わりますし、目に入る情報も違います。
関心・注意を集めていないだけかもしれません。

変化をきちんと捉えて思考力を養いましょう。こうすることでストレスへの抵抗力が身に付きます。

いかがでしたでしょうか。
ストレスに対する意識や考えは前向きになりましたか？
是非ともストレスを味方に付けて、毎日を健やかに過ごしたいものです。

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